犬を飼うなんて思っていなかった私が”もち”に会うまで

もちとの出会い

「おもち」は、ビションフリーゼの男の子。岐阜県出身です。ブリーダーさんのもとから、我が家にやってきました。

実は、私たちのもとに来る前にも、何組かの家族がお迎えを検討していたそうです。でも不思議とご縁がつながらず…
そんな中、旦那がブリーダーサイトでこの子を見つけました。犬を飼うのが夢だったみたいです。

初めて会ったとき、もちが旦那の手の甲をぺろぺろと舐めて、しっぽをふりふり…。その可愛さに思わず感動しました。

お迎え→犬ノイローゼへ…

夫婦そろって公務員ということもあり、夏休みにあわせておもちを迎えました。
すでに家にはうさぎが2匹いたので、「うまくいくかな〜」くらいの気持ちでしたが…甘かった…。

迎えた初日、もちも不安だったのか、部屋の隅っこで寝てばかり。
私たちにもなかなか近づいてこず、緊張しているのがわかりました。

そして夕方。うさぎたちのお世話をしようとすると、突然吠え出して…
クレートに入れても吠える。お世話の時間になるたびに吠える。迎えた次の日にはもちが吐いてしまって、ますます不安に。

そこから2週間くらいは毎日がピリピリ。結局、うさぎたちは別の部屋に引っ越すことにしました。
もちが何を訴えているのかもわからず、私はどんどん追い詰められていきました。
私の方がお腹の調子を崩し、「このまま倒れちゃうかも」と思うほど、心も体もボロボロでした。

そして、いま

あれから1年近くが経とうとしています。
ペットシッターさんの力を借りたり、生活リズムが整ってきたりしたことで、もちも少しずつ我が家に慣れてくれました。

もちには「犬見知り・人見知り」の一面があって、散歩中に他のわんちゃんに吠えられると、しっぽがしゅ~んと下がっちゃいます。
でも、その姿すらも、私たちにはたまらなく愛おしい。

ごはんを食べてくれない日があったり、わんわん吠えちゃったり、
人がずっと家にいるとストレスで吐いちゃったり…。
まだまだ悩みは尽きないけれど、
もちという存在が、私の人生に対する考え方をガラッと変えてくれました。

おわりに

これまで、私たちは大切に育ててきたうさぎを2匹、お見送りしました。
どちらの最後も本当に悲しくて、今でもふとした瞬間に涙がこぼれます。
でも、その子たちもまた、たくさんのことを私たちに教えてくれました。

「命を預かる」ということ。
毎日の暮らしの中で、小さな命に振り回されながらも、
その存在に癒され、励まされ、満たされていく日々。

家族の形が、少しずつ変わっていっても、
そこに命があり、想いがあり、絆があるということ。
それを、私はうさぎたちから、そして今はもちから教わっています。

もちと出会えたことは、間違いなく私にとって「人生の転機」でした。
これから、もちと一緒に、たくさんの思い出を作っていきたい。
そう心から思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました