逃げるちょう。捕まえる学び

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🦋あえて失敗させるという経験

今日は、暑い暑い中子どもたちと中庭に虫取りに行きました。
モンシロチョウ、実は今日2回捕まって、2回逃げました。

私はあえて、手を貸しませんでした。

【1回目】

捕まえたけれど、かごのフタを開けっ放し。
当然、モンシロチョウは逃げました。
「先生、なんでちょう逃げたの?」と子ども。
私は「なんでだろうね〜」と返しました。

(心の中では「しめしめ」。気づいてほしかった。)


【2回目】

捕まえた子がかごを持ったまま転んで、また逃げた。
モンシロチョウはちょっと動きが鈍くて、別の子がすぐに捕まえました。

「よーし、今度はちゃんと入れるぞ!」

意気込むふたり。網を持つ子と、かごを持つ子。
…でも、フタはまた開けっ放し。
ちょうどその隙に、ひらひら~と3回目の脱出。


🌱「失敗」から学ぶこと

「くそ~。次の休み時間には、必ず捕まえてやる。」と、悔しさのにじむ子供たち。捕まえられなかったことで、気持ちが不安定になる子はいなかった。

支援の必要な子たちは、普段から「スムーズに流れる」ように大人にサポートされています。
でも、自然相手には、大人でも思い通りにいかない。

だからこそ“うまくいかない”という体験こそが、
「じゃあどうすればいいか?」という思考につながっていく。

それこそが、学習。それこそが、学び。だと、私は思う。

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